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鮭から見えるいわての海

豊かな漁場に恵まれた岩手県沿岸部では、沿岸漁業や地形を活かした養殖業が盛んに行われています。中でも「鮭」は岩手県にとって重要な産物で、漁獲量は北海道に次ぎ全国第2位、日常生活においても旬になると“秋味”の名称とともによく目にします。春先には稚魚の放流がニュースで採り上げられ、県のシンボル魚が「南部さけ」となっていることからも、県民一般にとって親しみ深い魚であると言えます。しかし一方で、鮭について学ぶ機会はそれほど多くなありません。その生態や歴史的、文化的な背景などについて一緒に学びましょう!
作成日: 2020年01月06日 更新日: 2020年01月06日

鮭の生態について学ぶ

サケの記憶 生まれた川に帰る不思議

東海大学出版部上田宏/著

孵化、川を下る、外洋に出る、遡上する、産卵する――意外に知られていない、鮭のライフサイクルについて学べる好著です。

サケマス・イワナのわかる本

山と溪谷社奥山文弥/著 井田齊/著

鮭、鱒、岩魚はどれもサケ目サケ科の近縁種。どこがどう違っているのか、気になる方はご一読を!

鮭について調べるなら、まずは基本的な生態から。知名度抜群な割に、「外洋で何をしているのか」「どうやって母川回帰するのか」等々は分かっておらず、実はまだ謎の多い生き物なのです。

鮭にまつわる文化

鮭・鱒 Ⅰ

法政大学出版局赤羽正春/著

【コメント】民俗系の調べものなら、やっぱり「ものと人間の文化史」シリーズ! 鮭にまつわる民俗を概覧するならまずはこれを読みましょう。

鮭・鱒 Ⅱ

法政大学出版局赤羽正春/著

定番の「ものと人間の文化史」シリーズ。「Ⅰ」とあわせて読めば、あなたも鮭博士!

南部鼻曲り鮭

岩本 由輝∥著 日本経済評論社 1979.11

成熟した鮭はすべて嘴が曲がり、すべて「鼻曲り」になります。では、江戸時代の岩手の代表的地域ブランド「南部鼻曲り鮭」とは一体何なのか、そしてその発祥地はどこなのでしょうか?

ウェブサイトものぞいてみよう!

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サーモンミュージアム(鮭のバーチャル博物館)|マルハニチロ株式会社 2020.1.6 漁業、生態、食、文化、環境など、鮭を多様なキーワードで切り出して紹介しているサイトです。荒俣先生のコラムは必見です! リンク
岩手県立水産科学館 2020/1/6 岩手県宮古市にある全国初の水産専門の科学館! 2019年は記録的不良のため、恒例の「新巻鮭作り体験」が中止になってしまいました… リンク
もりおか中津川サケ物語 2020.1.6 鮭が遡上してくる県庁所在地は全国でも稀だそうです。北上川を下り、再び遡上してくる鮭の目線で、中津川の自然環境について考えてみましょう。 リンク
「朝食」で画像検索をすると、高確率で「焼き鮭」の姿が出てきます。みんなが大好きな鮭について、ウェブコンテンツものぞいてみましょう!